はなのたね
生きていることが辛い朝も
どうか覚えていて
こころのなかに
ひまわりの種があること
泣いても癒えない悲しい夜も
どうか知っていて
あなたのこころに
さくらのつぼみがふくらんでいる
あなたの好きなあの花は
今もこころに咲いている
そっと風をとおしてみれば
ほら 花はゆれている
とまらぬ涙の雨音も
ひかりの朝を待っている
いつかはあける その朝に
小さな双葉は芽吹いてる